卒研/汎用リモートコントローラシステム/中間発表メモ
タイトル
これより、操作対象と強調するリモコンシステムの研究について発表いたします
背景
現在、情報家電と呼ばれる、ネットワーク対応、ソフトウェア化された家電製品が出てきております。
家電製品の機能が増えるに従い、リモコンに要求される機能も増えております。
またシステムのソフトウェアか変更可能なため、リモコン機能も変更に耐える必要があります。
また、携帯電話やPDAなどの情報端末が普及しており、携帯電話の機能が日進月歩で進歩しております。スマートフォント言われる規格が標準化されてきており端末上で動作するソフトウェアの開発が容易になってきております。
そこで、携帯電話などの情報端末上にリモコン機能を搭載し、家の中にあるすべての情報家電を操作できるリモコンシステムを提案します。
今までの問題点 その1
現在の家庭にはテレビ・ビデオ・エアコンなどリモコンで操作する対象が多々あり、機器ごとにリモコンが存在しますが、リモコンが多すぎるため紛失したり、間違えてしまうという可能性があります。
また、ソフトウェア化されていないため、機器のバージョンアップに耐えられる仕様にはなっておりません。
本システムでは その1
本システムでは、情報端末一つで対象を操作できるようになるため、紛失の可能性が減り、操作も機器に向けるだけで対象を操作できるようになります。
ソフトウェアで動作しているため、アップデートも容易で、画面に反映されるためインターフェースを効果的に更新する事ができます。
今までの問題点 その2
情報家電によるネットワーク対応によって、たとえばビデオ録画の会社や学校などでの予約が、インターネット上で行えるようになります。しかし、これにはセキュリティの問題が存在し、そのため煩雑(はんざつ)なユーザ認証が必要となってしまいます。
本システムでは その2
情報端末を事前に機器に向けて登録しておくことにより、外出先では登録した情報端末を使うことにより、ユーザによる認証作業なしに安全に使用することができるようになります。
使い方
それでは、本システムの使い方を簡単にご説明いたします。
[進める]
まず、情報端末を操作対象へ向けます。このとき、赤外線を使用して機器を認識します。
[進める]
赤外線を使用して、どのような機器か、操作ソフトウェアはどこにあるか、などの情報を取得します。
ここで言う操作ソフトウェアとは機器を何らかのネットワークを使用して操作するためのユーザインターフェースを持ったソフトウェアのことです。
[進める]
赤外線で得た情報を元に操作ソフトウェアをダウンロードします。ダウンロードの仕方としては、操作機器から直接ダウンロードする方法と、インターネット上の機器メーカからダウンロードする方法の二つを想定しております。
[進める]
ダウンロードした操作ソフトウェアを使用して機器を操作します。ここが従来のリモコンで行われていた操作です。
実現方式:ハードウェア
実現方式について説明します。まず、ハードウェアについてですが、
情報端末としてWindows CE機、もしくは PC を使用します。
ネットワーク家電として PC を使用して代替します。PC を用いて現在の家電を制御します。
実現方式:ソフトウェア
ソフトウェアは機器認識、ソフトウェアのダウンロード、機器操作ソフトウェアの3つのフェーズで構成されます。
機器認識とは、赤外線を用いて操作対象を認識する部分です。
ソフトウェアダウンロードとは、家電はインターネット上からソフトウェアを段ロードする機構の部分です
機器操作ソフトウェアとは、操作対象に実際に指示を与える部分です。
現状について
今までやってきたことについて説明します。
赤外線に関する調査と、機器を制御するための手段について調査しておりました。
赤外線については、IrSOCK、IrCOMM、IrOBEXについて調査し、現在通信プロトコルとしてIrOBEXを採用する予定です。
機器制御については、PCからテレビを操作できるリモコンコンというソフトについて調査しました
今後の予定/課題
まず、赤外線での通信方法やソフトウェアのダウンロード、機器操作ソフトの通信方法やユーザインターフェースに関する設計を行います。
次に、実際にソフトウェアのコーディングを行います。
機能としては赤外線ネゴシエーション機能、リモコンソフト ダウンロード機能、リモコンソフト機能、サーバプログラム、家電制御プログラムの5つがあります。
赤外線ネゴシエーション機能とは赤外線を使用して対象機器を認識する機能です。認識範囲内に複数機器が存在した場合にどう扱うかなどの問題があります。
ダウンロード機能とは、機器操作ソフトウェアをダウンロードするための機能です。ダウンロード部分は汎用化する方法を考えます。
リモコンソフト機能とは、実際に機器を操作する部分のことです。ネットワークを使用して機器と通信する必要があります。
サーバプログラムとは、実際に機器上で動作するリモコンソフトと通信するためのソフトウェアの事です。
家電制御プログラムとは、今回の実験で使う一般的な家電をPCから制御するためのソフトウェアです。
以上で発表を終わります。ご静聴、ありがとうございました。
LastModified:2004/10/04 00:23.58